1947-10-07 第1回国会 衆議院 予算委員会 第9号
しかもそれをきめるについては連合軍總司令官と一緒に相談して、その方法でもつて定めなければならぬということを規定したのでありまして、例を次に書いているわけでありますが、進駐軍に勞務要求、これはたとえば沖仲仕を何人出せとか、あるいはある作業について自由人夫を何人出せというような勞務要求がでるわけでありまして、これについては從來それに應じて日本政府が勞務を提供いたしておりまして、大體普通のものよりは一割程度高
しかもそれをきめるについては連合軍總司令官と一緒に相談して、その方法でもつて定めなければならぬということを規定したのでありまして、例を次に書いているわけでありますが、進駐軍に勞務要求、これはたとえば沖仲仕を何人出せとか、あるいはある作業について自由人夫を何人出せというような勞務要求がでるわけでありまして、これについては從來それに應じて日本政府が勞務を提供いたしておりまして、大體普通のものよりは一割程度高
d、左に掲げる各號の勞務の場合において、實際支拂賃金は、連合軍總司令官の審査する方法に準じて、當該地域の同種の雇傭について日本政府が決定する一般賃金と、原則として同額であるべきであり、いかなる場合にも、これを超過してはならない。
次に連合軍總司令官から割當通告を受領しましたときは、日本政府は次に掲げる行動もしくは作業を完成する責任がある。その内譯としまして、まだ日本政府の財産となつていない割當濟み賠償資産は現所有者から政府が取得する。次は工場及び施設の必要なる解體及び分解。これに關しましてもきわめて詳細な具體的指示の附表がついております。
御承知のように、戰爭中あるいは戰前におきまして、航空關係の行政事務は逓信省、あるいは戰爭中には運輸通信省において取扱われたのでございますが、敗戰後日本の航空事業というものは連合軍總司令官の指令によりまして、全部やれなくなつてしまつたわけであります。